🌾 石破首相、コメ政策を大転換へ 今年産から増産を表明
石破茂首相は7月3日、記者会見で「新たなコメ政策に転換する」と表明し、2025年産の米について増産を認める方針を明らかにしました。
近年、コメの需要減少や価格低迷が続く中で、政府は生産調整（減反）を重視してきましたが、この方針を転換し、「食料安全保障の観点から、コメの増産を積極的に支援する」と語りました。
今回の方針転換は、ロシア・ウクライナ戦争や気候変動による国際的な穀物供給不安を背景に、国内農業の安定化を図る狙いがあります。
また、輸入依存を減らし、国内生産の基盤を強化することで、災害時や物流混乱時にも対応できる体制づくりを進める考えです。
📌 なぜ今、増産なのか？
石破首相は「価格の安定や過剰生産の抑制よりも、“食料自給率の向上”こそが重要だ」と強調しました。 世界各地で食料価格の高騰が続く中、日本でも輸入小麦や飼料価格の高騰によって、食品価格全体が上昇しています。 これにより「主食であるコメをもっと活用すべき」との世論が高まっており、農家からも「生産量を増やしたいのに、減反要請ばかりで動きにくい」との声が上がっていました。 政府は今後、地域の農協や自治体と連携し、転作作物からコメへの作付け転換を後押しするとしています。📦 増産のリスクと懸念
一方で、過剰な増産によって米価が下落するリスクも指摘されています。 農家にとって価格の下落は死活問題であり、過去にも「豊作貧乏」に陥ったケースがありました。 農業団体の一部からは「市場価格の安定策が伴わないまま増産だけ進めるのは危険」との声も上がっています。 また、コメを余らせて廃棄した事例も過去に報道されており、「増産だけでなく出口戦略も必要だ」という指摘が根強くあります。🏫 教育現場や食育での活用策も
政府は増産に伴い、学校給食や官公庁でのコメ活用、食育キャンペーンの展開なども視野に入れています。 若年層のコメ離れが進む中、「美味しい炊き方」「おにぎりイベント」などの取り組みでコメの再評価を図る動きも始まっています。🌍 海外輸出との連動も課題に
さらに、農水省は輸出拡大も支援しており、アジアを中心とした高級米市場の開拓や、和食文化と結びつけたプロモーション強化も検討中です。 「余ったら輸出すればいい」ではなく、戦略的に販路を確保していく必要があるとされています。📊 Xではこんな反応も
「やっと減反政策終わるのか！農家には朗報だ」
「コメを捨ててたニュースもあったのに、今さら？」
「食料危機を見越した決断なら評価したい」
「でも米価が崩れたら意味ない気が…」
「コメ食えって言うなら、給食や外食でも活用してくれ」
「輸出戦略とセットじゃないと増産だけじゃ無理だろ」
「地方の声をもっと聞いてほしい」
「若者への食育も忘れないで」
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